皆さんこんにちは。デジタルツール・生成AI活用アドバイザーの津田淳(中小企業診断士)です。
これから創業しようという方、個人事業として方向性に迷っている方、新しい事業を立ち上げようと考えている方に向けて事業の方向性の考え方について一つの考え方をご紹介しようと思います。
結論から言えば、「強み」✖️「機会」=方向性 から考えるのが良いと思います。もちろん、適切なマーケティングやビジネスモデルが必要であることは言うまでもありません。
方向性を考えるためのツールにSWOT分析があります。
これは企業が自身の強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威(Threats)を認識するためのツールです。
ここではある架空のレストランビジネスを例に、SWOT分析から事業の方向性を決定する方法を示します。
- 強み(Strengths): レストランは「地元産の新鮮な食材を使った料理」で評判があり、長年地元コミュニティで営業しているため信頼性が高い。また、スタッフの接客が良いと評価されている。
- 弱み(Weaknesses): レストランは古い建物にあるため、設備が古く、また座席数が限られている。オンライン注文やデリバリーシステムが整っておらず、新型コロナウイルスの影響で客足が減っている。
- 機会(Opportunities): 周辺地域ではデリバリーサービスが増えてきており、特に健康意識の高い食事を求める顧客層が増えている。また、地元産食材を使用した料理に対する需要も高まっている。
- 脅威(Threats): 近くに新しいレストランがオープンする予定であり、競争が激化する可能性がある。また、新型コロナウイルスの影響でレストラン業界全体が厳しい状況にある。
上記の分析を基に、ビジネスの方向性を考えてみます。
まず、強みと機会を組み合わせて、地元産の新鮮な食材を活用した健康的な料理のデリバリーサービスを開始するという新しいビジネスモデルを考えることができます。これにより、新型コロナウイルスの影響で店舗に来られない顧客に対応し、健康志向の顧客を引きつけることができます。
また、弱みと脅威を考慮すると、建物の設備投資や座席数増加による大規模な改装よりも、デリバリーサービスへのシフトやオンライン注文システムの導入など、比較的低投資で顧客へのアクセシビリティを高める施策が望ましいと考えられます。
以上のように、SWOT分析は企業がビジネスの方向性を決定する上で重要な基盤を提供します。
ただし、SWOT分析はあくまで一つのツールであり、企業の戦略を決定するためには他の多くの要素(財務状況、業界の動向、政策の影響など)も考慮する必要があります。
それでは今日はこの辺で失礼します。
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