皆さんこんにちは、デジタルツール・生成AI活用アドバイザーの津田淳(中小企業診断士)です。
私が生成AIを仕事に使い始めたのは2022年11月。ChatGPTがリリースされた瞬間からです。
その時は会社員でしたが、これをいち早く取り入れて仕事を変えていかなければいけないなとすぐに直感的に感じました。
私がデモをしながらその凄さを語っても、上司や同僚はピンときておらず、よく分からないオモチャで遊んでるといった目で見られていた。そんな感じがしていました。
あれから2年、急速に認知度は高まっています。
しかし、実際の業務でどう使うかというのを決めていくのはなかなか難しいです。なぜならアウトプットが自由で、自分が考えて指示をしなければならず、なおかつ、100%正確な出力ではないからです。
といっても、大きな時代の流れですから、対応をしていく必要があります。このような状況の中で、乗り遅れたくないということもあって、生成AIを初めて使う方を対象にした研修のご依頼が増えています。
そこで今回は生成AIの活用が進んでいく会社の特徴と私の行うセミナー(ワークショップ的な感じです)についてご紹介したいと思います。
1.はじめに
「生成AIを使って業務をより良くしていきたい、でも実際どう使えばいいか分からない」
そんな声を最近、企業や団体の方からよく耳にします。特に現場の従業員や組合員や会員にAIを興味を持ってもらい、自発的に業務改善につなげてほしいというトップの方々の悩みが増えている印象です。もしかすると、皆様の職場でも似たような課題を抱えていませんか?
(1)なぜ「使えない」のか?根本的な課題とは?
生成AIの導入は、ただシステムを整えるだけでは不十分です。実際に以下のような課題が多く見受けられます。
- 従業員が生成AIの具体的な使い方をイメージできない
- 新しい技術に対する心理的なハードルが高い
- 現場ごとの業務にどう適用すれば良いか分からない
こうした壁を乗り越えるためには、単なるツールの説明ではなく、生成AIの様々な可能性、能力、面白さを感じ、そして実践的な活用方法を体感する場が必要です。
(2)実践的な研修アプローチとは?
私のセミナーや研修では、生成AIを初めて使う方を主な参加者として想定しています。「まずやってみる、面白がる」をモットーに、実際に手を動かし、感動を体験し、自分の業務に置き換えて考える。そんな体験の場を大切にしています。
参加者からは「分かりやすい」「楽しい」という感想を多く頂いており、一人一人が自分の仕事に生かせるAIの可能性を見つけられる場となっています。
<研修内容の例 >
- AIの基本概念の分かりやすい説明
- 多様なデモンストレーション
- 文章生成
- 画像認識・生成
- 対話型コミュニケーション(ボケとツッコミ)
- 要約や翻訳
- ロールプレイ(クレーム対応など)
- 実務応用デモ
- 文章の取り扱い(メールや社内文書の作成・校正)
- データ分析、グラフ作成
- 情報検索、レポート作成
- イベント企画立案
- チェック、評価
- 参加型ワークショップ
- 生成AIへの指示のコツ
- 実際の業務シナリオを用いたシミュレーション
こうしたプロセスを経ることで、従業員の皆さんは自然と興味を持ち始め、「プロンプトをこう変えたら面白そうだ」と積極的に参加するようになります。
そして「これなら使えるかも」という気持ちが芽生え、自発的な行動に踏み出していきます。自分が考えた面白いアイデア、便利な使い方を見つけると共有したくなるものです。
そんな風通しの良い、楽しい職場の雰囲気を作る事がとても重要です。活発な職場は雰囲気が明るいで、例外なく、経営者や管理者が明るく積極的です。
(3)具体的な成功事例の紹介
研修やセミナー、個別支援を通じて、以下のような声を聞かせて頂いております。
- 「市場調査の時間が半分になりました。生成AIを使うと情報収集がとても速くなりますね」
- 「週次レポートの作成時間が3時間から1時間に短縮。しかも以前より内容が充実しています」
- 「メルマガの文章作成が楽になり、アイデア出しから完成まで2時間程度に」
- 「お客様アンケートの自由記述、数百件の分析が数分で終わるようになりました」
- 「キャッチコピーのアイデア出しから、商品の特徴を活かした広告文まで品質が上がりました」
- 「文書のチェック精度が上がり、修正の手戻りが激減。上司からの指摘も減りました」
- 「投資家向け資料作成の下準備が3分の1の時間に。企画書の品質も向上しています」
ここでご紹介したのは、ほんの一例です。職場の皆さんが自分の業務に合わせて工夫を重ねることで、新しい活用方法がどんどん生まれてくるでしょう。
2.終わりに
「うちの会社でも生成AIを活用できそうだけど、どう始めればいいかな?」「せっかく導入したAI、もっと活用してほしいんだけど…」
そんな思いをお持ちでしたら、ぜひ一度ご相談ください。研修やセミナー、個別のご相談など、皆さまの状況に合わせたサポートをご用意しております。
生成AIの活用は、あまり大きな理想や期待を持たず、楽しく笑えるシンプルで簡単な方法で「身近な作業の効率化」から始め、当たり前に育てていくことがコツではないかと思います。
一歩一歩、職場に合った形で生成AIを活用していく。その歩みを一緒に進めていけたら嬉しく思います。
それでは今日はこの辺で失礼します。
生成AIを活用した業務効率化やビジネス構想の言語化、可視化のサポートを行っています。
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