千葉県松戸市の中小企業診断士の津田です。今回も商品画像を使ってできることを考えてみたいと思います。

1.商品のブランディングやマーケティング

自社商品のブランディングやマーケティングは、販売促進と収益アップに直結する重要な取り組みです。商品の画像をアップロードするとChatGPTがその商品の特徴やセールスポイント、ターゲット層などを分析し、ブランディングやマーケティングの方向性について提案してくれます。

「この商品のデザインは、シンプルでスタイリッシュですね。若い女性をターゲットにしたブランドイメージを確立することで、商品の魅力を効果的にアピールできるでしょう。」

といったアドバイスが得られるかもしれません。

魅力とは何でしょうか?や効果的なアピール方法とは?など深掘りしてみましょう。また、「パッケージの色味が少し地味かもしれません。もう少し明るく鮮やかな色を使うことで、商品の存在感を高められます。」というように、改善点の指摘もしてくれます。

商品画像から得られたアドバイスを参考に、ブランドコンセプトの練り直しやパッケージデザインの改良、プロモーション施策の立案などに取り組むことで、商品の競争力を高めることができるはずです。セールストークなども作ってくれるでしょう。

2.店舗や施設の画像を元に、改善点のアドバイスを貰う

店舗や施設の環境を整えることは、お客様満足度の向上と業務効率化に直結する重要な課題です。しかし、専門家を雇ってアドバイスを貰うことは、コスト面で難しいことが少なくありません。

そこで店内レイアウトや商品陳列、設備の配置など、店舗や施設の画像をアップロードすることで、改善点について具体的なアドバイスを貰うことができます。

例えば、「レジ周りが混雑しているようです。レジの位置を変更したり、商品棚を移動させることで、お客様の導線がスムーズになり、購入しやすい環境を作れます。」といった具合です。

また、「店内の照明が暗めですね。明るさを調整することで、商品が見やすくなり、お客様の購買意欲を高められるでしょう。」というように、お客様目線での改善点も指摘してくれます。

3.現場の作業風景の画像を元に、効率化のアドバイスを貰う

様々な現場の作業風景を撮影し、その画像をChatGPTに送ります。(当然ですが機密情報が含まれないように十分気をつけてください。)

すると、ChatGPTが作業動線や手順、レイアウトなどを分析し、効率化のためのアドバイスをしてくれます。例えば、「作業台が散らかっていますね。よく使う工具や部品を整理整頓することで、作業時間を短縮できます。」や、「資料が山積みになっていますが、デジタル化することで検索性が高まり、業務の効率化につながります。」といった具体的な改善案が得られます。ChatGPTのアドバイスを元に、作業手順の見直しや職場環境の整備を進めることで、生産性の向上や残業時間の削減など、目に見える成果を上げることがきっとできるはずです。

これらのアドバイスを適切に判断し実行するのはAIを使う側の責任の上で判断をすることになります。誰も気づかなかった点を指摘する事もあるため、上手に活用して効率や品質の向上に上手に役立てていきたいものです。

画像認識を活用した業務改善のアイデアは会社の数だけありそうです。最初は大掛かりなことを考えず、身の回りの小さな事から始めて成功体験を積んでいくことがポイントだと思います。

それでは次回は創業に関するテーマでAI活用を考えてみたいと思います。

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