前回は、生成AIの基本的な仕組みと活用事例について解説しました。今回は、ChatGPTを活用する上での具体的な手順やポイントについて、画像認識を使った仕事の改善案を紹介します。
先日ChatGPT4oが使えるようになりました。
私が感じた第一印象は画像を認識する能力がだいぶ上がって使えるようになったなということでした。
ChatGPTは、テキストによる対話だけではなく画像をアップロードすることで、その画像に関する情報を提供してくれる便利な機能も備えています。
この画像認識機能を活用するし手軽に業務改善に取り組む方法を考えてみたいと思います。
1.商品の分類と整理
商品画像をアップロードすることで、その商品の特徴や分類を教えてくれます。面白いのはその商品のコンセプト(ターゲットや提供価値)やブランディングについても聞けば詳しく教えてくれることです。ぜひ、試してみてください。
2.陳列に関する助言
商品の特徴やターゲットなどとともに棚の画像をアップロードすれば陳列の手法やさらなる改善案についてアドバイスをもらうことが出来ます。これもぜひ、一度試して見てください。
3.デザインのブラッシュアップ
新商品のパッケージデザインや広告バナーなどの画像をアップロードし、ChatGPTから改善案を聞くことができます。プロのデザイナーになりきってもらいアドバイスがもらえます。
4.モノのカウント
画像の中に含まれるモノの名前と数を教えてもらうこともできます。例えば棚にあるモノの数をカウントしたり、デスクの上の文房具の名前を教えてもらったり、洋服の枚数、靴の数などのカウントが出来ます。カメラとAPIを使えば色々できそうですね。
5.マニュアル作成の効率化
製品の使い方や作業手順を撮影した画像を送ることで、その内容をテキスト化してくれます。この機能を使えば、マニュアルの作成やアップデートを効率的に行うことができます。
例えば伸縮する孫の手の画像(短い写真と伸ばした写真)を2枚アップロードし「マニュアルを作って」と簡単に指示しただけで下記のようなマニュアルが作成されました。具体的にはこの画像です。これは結構驚きます。
<伸縮する孫の手>
<ChatGPT4oの回答>
以下は、画像にある伸縮式の背中かき棒(孫の手)についてのマニュアルです。このマニュアルは、使用方法とメンテナンス方法を含めたガイドラインです。# 伸縮式背中かき棒(孫の手)マニュアル
## 1. 製品の概要
伸縮式背中かき棒(孫の手)は、金属製で持ち運びやすいデザインです。伸縮機能により、使用者の体型や状況に応じて長さを調整することができます。
## 2. 使用方法
### 2.1 伸縮の調整
1. 背中かき棒を手に持ちます。
2. 柄の部分を引っ張って、望む長さに調整します。
- 短い状態:デスクや車内など狭い場所での使用に適しています。
- 長い状態:背中全体や手の届かない部分をかくのに適しています。
### 2.2 使用手順
1. 調整した背中かき棒の柄をしっかり握ります。
2. かきたい部分に孫の手の先端をあてます。
3. かきたい部分を軽く擦るように動かします。
- 適度な力で使用し、皮膚を傷つけないように注意してください。
### 2.3 収納
1. 使用後は、柄を押し込んで元の短い状態に戻します。
2. 収納しやすいサイズになるため、ポケットやバッグに入れて持ち運びが可能です。
## 3. メンテナンス方法
### 3.1 清掃
1. 使用後は、柔らかい布で背中かき棒の先端や柄を拭いてください。
- 先端に汚れや皮脂が付着している場合は、温かい石鹸水を含ませた布で拭き取ります。
2. 清掃後は、乾いた布で水分をしっかり拭き取ります。
### 3.2 保管
1. 湿気の少ない場所に保管してください。
- 金属部分の錆を防ぐため、乾燥した場所に保管することを推奨します。
2. 他の金属製品と一緒に保管する場合、傷がつかないように注意してください。
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## 4. 注意事項
- 伸縮機能を無理に操作しないでください。破損の原因となります。
- 小さなお子様の手の届かない場所に保管してください。
- 他人との共用は避け、衛生的に使用してください。
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## 要点のまとめ
- 伸縮式背中かき棒は、使用者の体型や状況に応じて長さを調整できる便利なアイテムです。
- 使用後は適切に清掃し、乾燥した場所に保管することで長持ちします。
- 安全に使用するための注意事項を守り、衛生的に使用してください。
このマニュアルを参考に、伸縮式背中かき棒を正しく使い、快適な生活をお楽しみください。
いかがでしょうか。
ただし、ChatGPTはあくまでもAIによる判断であり、完璧ではありません。
最終的な判断は人間が行う必要がありますので、その点は留意しておきましょう。
また、機密情報を含む画像は送信しないよう、セキュリティにも配慮することが大切です。
今回は画像認識の活用について考えました。まだアイデアはありますので次回に続きます。